車の中はなぜあんなに暑い?——サンシェードの限界と、家での正しい“遮熱”の位置

今日、車に乗り込んだ瞬間に「暑っ!」と思わず声が出ました。
外は30℃そこそこでも、ダッシュボードは手で触れないほど熱く、ハンドルも握れないほど。まるでフライパンの上に手を置いたような感覚です。座席に座る前から、ビシャビシャに汗が出てきます。
車内が灼熱になるしくみ
この暑さの主犯は 太陽の輻射熱 です。少し詳しく説明すると、
- 太陽から届く光は 短波(赤外線を含む強い光のエネルギー) と呼ばれ、フロントガラスを透過して車内に入ります。
- ダッシュボードやシートがこの短波を吸収すると、どんどん温度が上昇。
- 温まったダッシュボードは 長波(熱として放射される赤外線) を放出します。
- この長波はガラスを通りにくく、車内にこもります(温室効果)。
結果、座っているだけで全身がじんわり熱せられ、エアコンをつけるまで逃げられない灼熱空間になります。
サンシェードを“内側”に置くことの限界
多くの人はフロントガラスにサンシェードを置きますが、本質的な熱の侵入は防げません。

- サンシェードは「入ってきた短波を受け止める」だけなので、すでに車内に入った熱はそのまま残る
- 内装が吸収した短波は長波として放射され、サンシェードの効果は表面温度を少し下げる程度にとどまります
つまり、「入る前に止める」外側での遮熱が本質的に効果的なのです。
家づくりに置き換えると
車と同じ現象が家でも起きています。
- 屋根や外壁が太陽の短波を浴びる
- 建材が熱を吸収し、長波として室内に放射する
- その熱がこもり、夏の室内温度を押し上げる
だからこそ、家づくりでは 外部で遮熱すること が重要です。
想ハウジングのウレタン遮熱工法

想ハウジングでは、遮熱材を 外部側に配置 するウレタン遮熱工法を採用。
- 太陽の短波を 約95%反射 して、建物内部に熱を入れない
- 高気密で空気や湿気の通り道を断ち、長波の熱もコントロール
サンシェードとウレタン遮熱工法はどちらも「遮熱」の考え方ですが、置く場所と効率の差で体感温度はまったく違います。
車のダッシュボードで感じた暑さを思い出すと、外部で遮熱する意味がよくわかります。
まとめ
- 車の灼熱は「短波が入って長波としてこもる」現象によるもの
- 内側で遮るサンシェードでは根本対策にならない
- 家では、外部で遮熱(短波95%カット)+高断熱・高気密 が快適さの秘訣

今年の猛暑も、“入る前に止める”遮熱の家で快適に過ごしましょう。
想ハウジングの見学会では、真夏でもエアコンを切った状態でその違いを体感できます。
動画はこちらから!
施工事例 公開中
https://www.seibukaihatsugroup888.jp/gallery/
ウレタン遮熱工法